トリドールの4〜12月期、純利益15%減 増収も販管費が増加

20180213トリドール決算グラフ

 トリドールホールディングスが13日発表した2017年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比15%減の39億円だった。「丸醤屋」「長田本庄軒」などを含む「その他」の事業で損失が拡大。海外事業の採算も悪化した。主力のうどん店チェーン「丸亀製麺」は店舗数が増えて増収増益だったが、補えなかった。

 売上収益は11%増の846億円、営業利益は12%減の61億円になった。丸亀製麺の店舗数は17年12月末時点で787店になった。丸亀製麺の分野別営業利益は7%増の110億円と利益も伸びた。ただ本社費用とみられる販管費が膨らみ、営業利益を圧迫した。

 2018年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比6%増の59億円を見込む。

 同社はあわせて買収を予定している香港の飲食3社の買収額が、11億1000万香港ドルに決まったと発表した。1月31日付で既に3社の全株式を取得した。3社の買収に伴い三井住友銀行から無担保で165億円の融資を受けたとしている。別の買収の資金として、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の3行から145億5000万円を借り入れたことも発表した。

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