23年の神戸港、輸出入総額3年連続で最高 為替レート年平均が33年ぶり円安

20240125年間貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が24日に発表した2023年の貿易統計によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年比1.2%増の12兆2047億円と、3年連続で過去最高を更新した。「建設用・鉱山用機械」「半導体等製造装置」「原動機」と神戸港で主力の輸出品目が、そろって過去最高の輸出額を記録。石炭価格の下落で「鉱物製燃料」の輸入額が大幅に減少するなど、国際資源価格の下落で輸入額が減少したのを補った。年平均の為替レートが1ドル=140円17銭と、33年ぶりの円安・ドル高水準になったのも影響した。

 輸出額は前年比4.5%増の7兆5120億円と、2年連続で過去最高を更新した。品目別でみると米国向けが大幅に増加した「建設用・鉱山用機械」が15.3%増の5836億円、日本全体では目立って輸出が減った「半導体等製造装置」が神戸港では21.9%増の2661億円、「原動機」は13.1%増の3239億円だった。リチウムイオン電池の材料などになる「無機化合物」は6.8%増の4065億円と増加したが、輸出数量は15.7%減の12万3600トンだった。
 
 輸入額は前年比3.7%減の4兆6927億円と、3年ぶりに前年比マイナスになった。品目別では石炭を中心とした「鉱物性燃料」が23.0%減の1977億円と大幅に減少した。リチウムイオン電池の材料などになる「無機化合物」は11.4%減の3177億円。農薬の原料などになる「有機化合物」が19.0%減の1734億円と大幅に減少した。

 地域別の輸出入総額では対アジア、対中国、対欧州連合(EU)が前年比減だった。だが対米の輸出入は「建設用・鉱山用機械」の輸出などが寄与して前年比15.0%増の1兆9854億円と大幅に増加。1985年の1兆8539億円以来28年ぶりに過去最高を更新した。

 年平均の為替レートは140円17銭と、22年に比べて9円40銭の円安・ドル高と大幅に下落した。年平均の為替レートでは、1990年の145円11銭の以来の円安水準だった。

 神戸税関が同時に発表した2023年12月の輸出入総額(速報)は、前年同月比4.7%減の1兆0417億円だった。7カ月連続で前年同月を下回った。輸出額は微減の6889億円と3カ月連続での前年比減。輸入額は12.7%減の3527億円と、8カ月連続の前年割れだった。平均為替レートは1ドル=146円92銭と、前年同月の137円90銭に比べて9円02銭の円安・ドル高だった。

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