神戸市、ビッグデータ使った課題解決でヤフーと連携協定 三宮再開発の効果など

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 神戸市はビッグデータをもとに政策課題を解決することを目的に、ヤフーと事業連携協定を結ぶと発表した。神戸市が持つ統計データなどと、ヤフーが展開する各種サービスから発生する大量の記録(ビッグデータ)を掛け合わせて分析し、課題解決や効率的な事業運営などにつなげるのがねらい。ヤフーが今後ビッグデータ事業を本格展開するのを控え、同社の実証実験に神戸市も参画する形だ。(図はヤフー社のロゴマーク=神戸市の発表資料より)

 ヤフーとの事業連携協定では、実際の課題解決に加え、データに基づいて(データドリブン=data driven=で)判断する人材育成も盛り込んだ。解決する課題としては(1)神戸市が進める三宮再開発によって、どういった形でにぎわいが増したり、快適さが高まったりするかデータを通じて可視化する(2)現在の救急車の稼働状況分析や今後の需要予測--という2点を念頭に置く。

 協定は4月からを予定しており、年度替わりを機に1年ごとに協定を更新する。ヤフーと神戸市では、これまでも連携して市役所内部向けや市民向けにデータ分析の研修会を開催。2015年度からは民間との人材交流の一環で、両者の職員・社員を相互に派遣してきた。

 ヤフーはビッグデータ事業を本格展開に際し、企業や自治体などとの実証実験を進めると6日に発表した。神戸市のほか、日産自動車、江崎グリコ、公益社団法人の日本プロサッカーリーグ(Jリーグ、東京都文京区)、福岡市が先行した実証実験に参加。これら以外にも実証実験の参加団体を募集する。

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