シスメックスの4〜12月期、純利益4%減 増収も税金費用が増加

20180206シスメックス決算グラフ

 シスメックスが6日発表した2017年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比4%減の305億円だった。国内外で販売が伸びて増収だったが、税金費用が膨らんだのが響いた。税金費用は147億円と、前年同期の2.8倍を計上した。

 売上高は12%増の2025億円、営業利益は14%増の445億円になった。血液凝固検査分野などで機器の販売は国内外で伸び悩んだが、機器の増加に伴って試薬の販売が増えた。中国での販売は15%増の523億円、アジア・パシフィックでは22%増の180億円と伸びが目立った。

 18年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2%増の415億円を見込む。期末配当も前年同期据え置きの30円の予定を据え置いた。

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