神戸市と関学「王子キャンパス」で基本協定 留学生2割の新学部・29年度に

20231223関学神戸市

【神戸経済ニュース】神戸市と関西学院大学を運営する学校法人の関西学院(西宮市)は22日、神戸市が王子公園の一部を譲渡して関学大の「王子キャンパス(仮称)」を設置するための基本協定を結んだ。関西学院の村上一平理事長が神戸市役所を訪れ、久元喜造市長と協定書に署名を交換した。神戸市は王子公園に誘致する大学の優先交渉権者として関西学院を選んでいたが、基本協定を結んだことで正式に2024年度中の大学用地譲渡を決定。関学大は100年ぶりに、開学の地である王子公園「原田の森」への回帰が決まった。

 神戸市と関西学院が22日に記者会見して発表した(写真=神戸市が配信した動画より)。久元市長は「王子公園の地にふさわしい国際性や多様性の高い、特色ある大学の誘致が『文教都市神戸』の地位を高め、王子公園周辺エリアの新たな価値を創出する」と述べ、関学大を歓迎した。村上理事長は、2029年を想定する王子キャンパスでの新学部が「開学のあかつきには、関西学院も神戸市民の1人として、文化・教育の核の1つになるべく努力してまいりたい」と改めて意欲を述べた。

 現時点での新キャンパスの構想は学生数4000人、教職員200人を想定。既存の人文・社会・理工に加えて一部の教育課程を新設する「文理融合」、さらに「国際化、産官学民連携、デジタルを強化した新しい学びの場」(森康俊学長)をめざす。学生のうち2割程度は海外からの留学生を想定。王子での新学部設置に伴い、三田市や西宮市の既存キャンパスにある学部も再編を検討する。関学大全体の新たな学部の構想は、改めて発表したい考えとした。

 地域住民の憩いの場にもなるキャンパスをめざす。図書館やレストランは学生・職員以外でも利用できるようにする。村上理事長は「関西学院にはコンクリートの塀(へい)で校舎を囲んでいるキャンパスは1つもない」と強調。「神戸市の意向に合致させるために無理にそうするのではなく、われわれが持っていた元々の発想がそういうものであるため、地元ともうまくやっていける」と述べ、大学誘致に反対する一部住民の説得にも自信を見せた。

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