神戸・芦屋・西宮のスイーツ24店舗でスタンプラリー 阪神間モダニズムたどる

 神戸市、芦屋市、西宮市と阪神電気鉄道で構成する「阪神間連携ブランド発信協議会」は2日、神戸市東灘区から芦屋市、西宮市の地域にある洋菓子店24店舗を対象にした「スイーツのまちめぐりスタンプラリー」を20日から実施すると発表した。3月25日までの期間中の土日には関連する行事なども開く。全国でも有数の密度で広がる洋菓子店めぐりを通じて、その源流になった独自の文化「阪神間モダニズム」の影響を受けた街並みや文化施設などにも親しみ、地域への愛着を高めるのがねらい。

 スタンプラリーの対象は神戸市東灘区、芦屋市、西宮市で各8店舗ずつ。スタンプの台紙は阪神電鉄の駅と対象店舗で配布する。全店舗を巡った「コンプリート賞」、各市1店舗ずつ3店舗を巡った「A賞」、市域を問わず3店舗を巡った「B賞」をもうけ、それぞれ抽選で賞品を配布する。

20180203スタンプラリー対象店舗

 スタンプラリーと同時に、御影公会堂(神戸市東灘区)、芦屋モノリス(芦屋市)、武庫川女子大学甲子園会館(西宮市)といったモダニズム建築で、ティータイムを楽しむ行事を開催。多くの住民や観光客などに阪神間モダニズムを広めることで、同地域のブランド価値を高めたい考えだ。

20180203スタンプラリー関連行事

 神戸市東灘区から芦屋市、西宮市の「阪神間」では1877年(明治10年)の鉄道開通以来、新たな住宅地としての機能が急速に拡大。西洋文化を取り入れた近代的な暮らしを目指し、大正期の建築、美術、文学など幅広い分野に影響したライフスタイルは「阪神間モダニズム」と呼ばれる。阪神間が洋菓子店の激戦区になった背景でもあり、当時の豊かな暮らしのモデルとされた。

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