阪急阪神不動産、太陽光の電力をマンション内「消費」の新システム 神戸で初導入

20231218ジオ神戸三宮

【神戸経済ニュース】阪急阪神ホールディングス(9042)傘下の阪急阪神不動産は、屋上に設置した太陽光発電システムで発電した電力をマンション内の専有部(住宅の各戸)で消費し、各住戸の電気代を安くする新システムを、神戸市中央区で開発するマンション「ジオ神戸三宮」(図=阪急阪神不動産提供)で初めて導入すると発表した。関西電力(9433)の子会社であるNext Powerが提供する「高圧一括受電サービス」を採用。マンションで発電した電力を同社が計量し、これを各戸の電気使用量から差し引く。

 新築分譲マンションの専有部で太陽光で発電した電力を使うには、電気の流れを交流に変換し、電圧や電流を規格に合わせる設備(パワーコンディショナーなど)を各戸で用意する必要があり、初期コストも維持管理費も課題になっている。このため通路やエレベーターといった共用部だけで、太陽光の電力を使用するケースが一般的だ。ただ多くの太陽光パネルを設置すると、共用部だけでは発電した電力を使いきれないという問題も発生する。

 今回の仕組みでは、マンション屋上の太陽光パネルで発電した電気はNext Powerが引き取り、電気の購入代金を支払う代わりに各戸の電気代を値引きする。値引き額は部屋の広さに応じて按分(あんぶん)する。このことで特に設備を備えることなく、発電した電力は実質的にマンション内で使い切る形だ。共用部の電気代は、従来と同様に各戸が支払う管理費の中から拠出する。太陽光の電力を積極的に活用することにつながり、普及すれば発電で発生する二酸化炭素(CO2)削減に寄与するとみている。

 「ジオ神戸三宮」は神戸市中央区中山手通2に建設する。鉄筋コンクリート造、地上15階で69戸の販売を予定する。敷地面積は約937平方メートルだ。単身者用もファミリー向けも設定し、2024年3月に発売する計画。26年1月下旬に完成し、同2月上旬の入居を予定している。


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