ルミナス神戸2で障害者も交えた避難訓練 神戸運輸監理部が安全総点検で

20231212ルミナス訓練

【神戸経済ニュース】神戸クルーザー(神戸市中央区)が運航する国内最大級のレストラン船「ルミナス神戸2」の船上で11日、航行中の火災を想定し、接岸して乗客を避難させる訓練を実施した。国土交通省が年末年始の多客期に交通機関の安全確保を目的に実施する「年末年始の輸送等にかかる安全総点検」の一環だ。2024年4月に控える改正障害者差別解消法の施行で、事業者は障害者に「合理的な配慮の提供」が義務化されることもあり、車いすを利用する障害者に乗客役として協力を得た。同船では初めて、障害者を交えての訓練になった。

 船内の厨(ちゅう)房で火災が発生し、初期消化には成功したが、着岸して乗客を船から退避させると船長が判断する想定だ。船内の消化器や消火栓を使って消化活動するのと同時に、船内放送で火災を知らせた。乗客らがパニックにならないように、客室乗務員は乗客を着席させる必要がある。このときに目や耳が不自由な乗客にも、船内の様子や指示などを伝えなくてはならない。今回の訓練では視覚障害者と聴覚障害者の乗客役を、神戸運輸監理部の職員がそれぞれ担当した。今回の訓練は着岸したまま実施した。(写真は下船して岸壁に避難する乗客役ら)

 年末年始の「安全総点検」は国交省が陸・海・空の交通機関に対して一斉に実施。海運業者が多い神戸では、神戸運輸監理部が主に旅客船会社に対して乗船点検を実施している。特に昨年4月に北海道・知床半島沖のオホーツク海で観光船が遭難した事故もあり、自然災害や事故が発生したときの通報・連絡・指示の体制があるか、通信設備や通信環境はどうか、天候が悪化したときに出航を取りやめる判断はできるのか、といったことも「重点点検項目」に盛り込んだ。

 避難訓練に先立って、神戸運輸監理部は「安全総点検」の開始式をルミナス神戸2の船内で開催した。臼井謙彰・神戸運輸監理部長はあいさつし、「引き続き事業者のみなさまのご協力とご理解をいただきながら、輸送の安全確保にの取り組みを推進していきたい」と話していた。

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