大栄環境、ごみ箱のごみ自動回収で実証実験 早大と開発・ひらかたパークで

20231209次世代ごみ回収

【神戸経済ニュース】廃棄物処理が主力の大栄環境(9336)は8日、自律走行する電動の移動体(モビリティ)を使ってごみ箱がいっぱいになると自動的にごみを回収する「次世代ごみ収集システム」の実証実験を、11日から京阪ホールディングス(9045)傘下の遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)で実施すると発表した。従来の人手によるごみ回収を自動化・非接触化し、人手不足の解消や感染症対策などにつなげる。さらに同システムの導入を機に、他の園内サービスの効率化などにもつなげられるかなどを検証する。

 大栄環境の子会社である大栄環境総研と早稲田大学(東京都新宿区)大学院環境・エネルギー研究科の小野田弘士教授の研究室が、ごみがたまった量を遠隔地でも確認できるセンサーの付いた「スマートごみ箱」(写真左)と、ごみを回収する「マルチベネフィット型自律走行モビリティ」(同右)を開発した。ごみ箱にごみがたまったのを検知すると、モビリティがごみ箱の設置場所まで出向き、ごみ箱の内箱を交換してごみを回収。回収したごみを集積場にまとめるところまでを自動化した。

 「モビリティ」はごみ回収以外にも、物流用の容器をけん引すれば資材の運搬にも使える。顧客が購入した飲食品を座席まで届けるサービスや、動くデジタルサイネージ(電子看板)など、幅広く活用できる「マルチベネフィット型」。幅広い作業効率化にもつなげたい考えだ。まずは休園日である15日までの5日間にモビリティ1台とスマートごみ箱1台を使い、実際の環境で坂や凹凸のある道路での走行性能、けん引性能などを確認。ごみの回収頻度を減らすシステムとして稼働するための課題などを洗い出す。

 昼食時の飲食店エリアなど、一時的にごみが増える場所に臨時のごみ箱を設置するなど、ごみ箱自体の数を減らし、ごみ回収の効率化などにつなげることも想定する。システムの完成度が高まれば、ショッピングモールや住宅街、オフィスビル、イベント会場など幅広く展開できるとみて、開発を進める。

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