神戸市副市長に黒田氏 「いろんな価値観、コミュニケーション取りながら」

20231207黒田慶子氏

【神戸経済ニュース】2024年1月1日付で神戸市の副市長に就任が決まった黒田慶子氏(67、写真)は6日、神戸市役所で記者会見して「神戸市は非常に大きな市で、いろいろな考えの方、いろんな価値観の方もいらっしゃるが、できる限りコミュニケーションを取りながら、精いっぱい務めたい」と副市長としての抱負を語った。神戸大学を22年3月に退職し、現在は名誉教授。副市長としては特定の部局を担当せず、SDGs(国連の持続的な開発目標)に基づく施策の企画立案と実施、さらにSDGsに基づく市役所改革を久元喜造市長に託された(表)。任期は4年。

 神戸市としては女性初の副市長だが、黒田氏は「女性だと思って仕事をしたことはない」と話す。日本森林学会(東京都千代田区)の会長を務めたときもそうだったが、トップになると必ず「女性初」がついて回った。ただ、「女性ならではの何か」に取り組むことなどは考えなかった。「市長は(森林の)専門家を選んだところ、たまたま女性だった。私もそのつもりでお受けした」。副市長の事務分担表をみると「女性活躍推進」は小原一徳副市長の担当だ。

 久元市長から直接打診を受けてから、回答するまでには数日悩んだ。だが「ずいぶん昔のセミナーで私が話したことを(久元氏に)覚えていただいていたこと」、さらに担当するSDGsの施策について黒田氏の専門分野である「自然環境のところから始めてもらえばよい、いきなりまったく別の仕事を担当するわけでない、というところ」から副市長を引き受けることにしたと明かす。

20231207副市長事務分担

 六甲山の森林は人工林であるため管理が欠かせないが、私有地も多く管理が行き届かないのが現状だ。状況を改善するために神戸大の在職中から手掛けた、広葉樹林の資源管理と木材流通を可視化するアプリの事業「MORI TAGシステム」は、木材の需要家であるカリモク家具(愛知県知多郡東浦町)やシェアウッズ(神戸市灘区)などともに、22年度のグッドデザイン賞に選ばれた。立ち位置は変わるが、引き続き森林を次世代に引き継ぐための仕事には力を入れたい考えだ。

 黒田 慶子(くろだ・けいこ) 京大院終了、農学博士。1985年4月に農水省・森林総合研究所(旧林業試験場)採用、2012年に神戸大教授。18〜20年に日本森林学会会長。22年に神戸大名誉教授。奈良県出身。

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