関西エアポートの4〜9月期、4年ぶり最終黒字 神戸空港は3年連続で黒字確保

20231206関西エアポート

【神戸経済ニュース】関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港に加え、子会社を通じて神戸空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)が6日に発表した2023年4〜9月期の連結決算は、最終損益が52億円の黒字(前年同期は128億円の赤字)だった。4〜9月期としては4年ぶり最終黒字。4月28日に新型コロナウイルスの水際対策が終了したことで訪日外国人観光客が増加し、関西国際空港を利用する航空機、旅客が増えたのが寄与した。物販や飲食など非航空系の収益も拡大。記者会見した関西エアポートの山谷佳之社長は、24年3月期通期の最終利益について「100億円をめざしてがんばりたい」と語った。

 売上高に相当する営業収益は前年同期の2.1倍である854億円、営業損益は130億円の黒字(前年同期は121億円の赤字)になった。航空需要が大きく回復したのが寄与した。4〜9月機の航空機の発着回数は3空港の合計で27%増の16万7000回、旅客数は96%増の2098万人だった。なかでも国際旅客便の回復で、中国からの旅客数が低迷する中でも国際線旅客数が前年同期の14倍と急増。発着回数の3空港合計は4〜9月期として過去最高になった。新型コロナによる海運の混乱は収束したが、国際貨物便が19年4〜9月期に比べて6割増と高水準を維持したのも寄与した。

 ただ、新型コロナの影響が最も残るのが伊丹空港だ。国内線は神戸空港が19年4〜9月比で1%増、関西国際空港が同3%減と回復が進んでいるのに対し、伊丹では依然12%減と回復が鈍い。同空港で主力の東京(羽田)〜伊丹などビジネス需要が多い路線とあって、テレワークやテレビ会議システムの普及などが回復を遅らせているもよう。働き方改革などが進んでいることもあり、山谷社長は「来年には回復すると期待しないほうがよいと思う」との見方を示した。

20231206関西エア神戸

 連結決算の内訳として発表した神戸空港を運営する関西エアポート神戸(神戸市中央区)の単独業績は、純利益が前年同期の3倍である3億円だった。営業収益は7%増の15億円と増収。同社が18年4月に運営権を取得してからの最高である19年4〜9月期(14億円)を上回った。23年4〜9月期の旅客数は前年同期比22%増の172万人と、上期としては過去最高だった19年4〜9月期の170万人を上回り、4年ぶりに過去最高を更新するなど、旅客数の増加が寄与した。

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