(動画)神戸税関、年末特別警戒の出陣式 「神戸空港の国際化もふまえ取り締まり」



【神戸経済ニュース】神戸税関では4日、同日から始まる年末特別警戒の出陣式を開催した。神戸税関本関庁舎(神戸市中央区)の中庭に、警戒に当たる職員のうち約50人が整列。麻薬探知犬2頭も参加した。升平弘美税関長は「入国者数はコロナ禍のときと比べ、かなり回復してきたことから、旅客携帯品などから密輸の増加が懸念される」「水際における一層厳格な取り締まりを実施していただきたい」と訓示した。終了後はそれぞれ「出動」の掛け声を合図に、船内検査班、検問班、貨物確認班、貨物検査班、保税取締班が順に駆け足で出動。配置に着いた。

 升平税関長は記者団の取材に「1年半後には大阪・関西万博を開催する関係で、神戸空港の国際化が予定されている。そうしたこともふまえ、きちんと取り締まりをしていきたい」と話した。全国の税関で不正薬物の押収量は2022年に1.1トンと、7年連続で1トンを超えた。特に最近では覚醒剤の押収量が増えているという。神戸税関の管内でも、国際線が就航している地方空港などがあり、不正薬物の持ち込みがないか取り締まりを強化している。

 出陣式の終了後、神戸税関は19年に就航した監視艇「こうべ」を使った、海上からの取り締まりの様子を報道機関に公開した。不正薬物などは洋上での取り引きが多く、沖合では接近している2船がないかなどを監視するという。神戸港など航行する船舶が多い海域では2船が接近すると目立つため、密輸物を海面に浮かべ、時間をおいて別の船で回収することでやり取りするケースがあるという。このため浮遊物などがないか、税関職員が双眼鏡などを使って監視した。

 国際航海する総トン数300トン以上の全船舶、国際航海する全旅客船などに搭載が義務付けられているAIS(船舶自動識別装置)と海上に見える船舶が一致するか、も監視のポイントという。見かけは外国の貨物船にもかかわらず、AISで検知できない場合は不審な船と判断できるからだ。瀬戸内海は物品のやり取りのために2船をを接近させるのに島陰などが使われることもあり、こうした船舶の取り締まりにも監視艇を活用するという。「こうべ」の公開は19年10月の就役式以来。

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