神戸製鋼、子会社ISO9001/14001が停止 傘下で取り消しも・「不適切事象」で

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は27日、完全子会社の神鋼環境ソリューションについて品質マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO9001」と、環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO14001」が24日付で一時停止になったと発表した。神鋼環境ソリューションの完全子会社である神鋼環境メンテナンスが、ある顧客からの受託業務で「不適切事象が判明」したため。この顧客以外には影響がないことは確認したという。神鋼環境メンテナンスのISO9001と14001の認証は「取り消し」になった。

 ある顧客向けの「不適切事象」は2022年10月に実施した神鋼環境メンテナンスの社内調査で見つかった。具体的な不適切事象の内容は「顧客の特定にもつながりかねず、公表できない」(神鋼環境ソリューションの広報担当者)というが、見つかった時点で顧客には連絡。さらに社内調査で事案の内容を詳しく確認したうえで、外部専門家の意見をもとに再発防止策を既に作成した。その顧客への報告も終えている。

 この不適切事象について、今年9月から実施したISOの更新審査で認証機関のLRQA(横浜市西区)に報告したところ、LRQAは10月16日付で神鋼環境ソリューションと神鋼環境メンテナンスに対してISO9001とISO14001の「即時一時停止」を措置。さらに特別審査を実施したうえで神鋼環境ソリューションに対しては「一時停止」、神鋼環境メンテナンスについては「取り消し」を正式に決めた。

 神鋼環境ソリューションで一時停止になった範囲は「水処理関連事業」の技術開発やメンテナンス、「廃棄物処理関連事業」の技術開発やメンテナンス、「化学・食品機械関連プロセス機器」の設計や技術開発など。環境分析業務や微細藻類・健康食品の開発なども一時停止の対象になった。神鋼環境メンテナンスは同社全範囲に対して認証取り消しになった。両社は9001、14001とも2015年に取得し、これまで更新してきた。再発防止策を徹底することで認証の再開・再取得をめざすとしている。

 一方で「業務や収益への影響はほとんどない見通し」(神鋼環境ソリューションの広報担当者)という。ISOの認証取得が取引の条件になっている取引先は、ほとんどないためだ。通常通り工場も稼働している。引き続き製品販売や事業受託なども続ける方針としている。

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