078KOBE 神戸ポートタワーは32本の直線でできていた・ワークショップ

20231126ポートタワー

【神戸経済ニュース】神戸松蔭女子学院大学と日本建築家協会(JIA)兵庫地域会は25日、神戸モダン建築祭とクロスメディアイベント「078KOBE」に合わせてワークショップ「ミニポートタワーを作ろう!」をデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催した。21日に開業60年を迎え、来春の再開業に向けて改装が進む神戸ポートタワー。「鉄塔の美女」との異名もあるほど、美しい曲線が特徴だ。だが曲線や曲面を作り出しているのは、実は直線の鋼管(鉄パイプ)だった。実際の神戸ポートタワーは32本の鋼管でできており、これを竹ひごで再現してミニチュアの神戸ポートタワー(1枚目の写真)を作る。

 まず神戸ポートタワーの最もくびれている部分を想定して、X字になるよう竹ひごを2本1組に結束する。X字型になった16組の竹ひごを型紙に沿って並べ、出会った2本の竹ひごの上端と下端をそれぞれ10カ所ずつを結束する。1枚の網状になった竹ひごを立てて丸め(2枚目の写真)、その際に出会った2本の竹ひご上下6カ所ずつを結束すれば完成だ。竹ひごの結束には、透明のチューブを輪切りにしたような、ビニールの結束バンドを使う。手順としては簡単なはずだが、上端や下端で結束する竹ひごを間違えないよう、少し慎重に作業する必要がある。

 対象年齢を小学生以上としたところ、親子連れが多く集まった。親子でそれぞれ1つずつミニポートタワーを作ったり、親が手伝いながら2人で1つのミニポートタワーを作ったりと、さまざまだった。ただ学生やJIAの担当者も手伝ったり助言したりで、低学年の子供もミニポートタワー作りを楽しんでいた。

20231126タワー作業

 神戸ポートタワーの形状は「一葉双曲面」という古くから知られた形だが、タワーなど構造物に使われることは珍しい。ワークショップの講師を務めた神戸松蔭女子学院大の米原慶子准教授は、一葉双曲面は美しいだけでなく「展望塔として上部に空間を作り出すために採用された合理的な形状」と指摘する。今回のワークショップは「建築のデザインや構造の面白さ、それに神戸ポートタワーのすばらしさを改めて感じるきっかけになってほしい」と話していた。

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(神戸経済ニュースは「078KOBE」のメディアパートナーです)

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