六甲の間伐材やキットカット紙パックを再生 クリスマス装飾・神戸のホテルで
- 2023/11/21
- 05:36
【神戸経済ニュース】神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)では20日、六甲山の間伐(かんばつ)材や、ネスレ日本(神戸市中央区)の「ネスカフェ」「キットカット」などの廃棄する紙パッケージを再生してできた「紙糸」で織った布を使ったクリスマスの装飾(写真)を始めた。柔らかく、やさしい風合いの布でクリスマスツリーをかたどり、約500個のLED照明で暖かく浮かび上がらせた。
ヒノキや紙パックから紙素材を作り、1本の糸に撚(よ)り上げて「紙糸」を作る。紙糸を折り上げた1反(幅110センチメートル、長さ20メートル)の布を2枚使って、今回の装飾を作った。自然な布の質感を生かそうと、できるだけ布を切らずに済むように、円すい形に布をかぶせてクリスマスツリーを表現。複数のツリーを立て、森を感じられるようにする演出だ。たくさんの小さなLEDを照明器具に使うなど、全体が緩やかな光を発するようにするのに苦労した。
12月26日まで展示する。できるだけ布を切らないデザインにしたこともあり、展示終了後も布自体は別の用途に利用できる。別の色に染め直すことも可能といい、同ホテルでは今回の布を別の季節のロビー装飾に「再生」することができるかなども検討するという。
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