ユーハイム、広島・似島「発祥の地」アウトドア施設で命名権 来年4月から5年

20231121似島交流センター

【神戸経済ニュース】洋菓子老舗のユーハイム(神戸市中央区)は20日、広島市が2024年4月にリニューアル開業する予定のアウトドア宿泊施設「広島市似島歓迎交流センター」(広島市南区、完成予想図=ユーハイム提供)の命名権を取得したと発表した。2024年4月1日から5年間の契約で「ユーハイム似島歓迎交流センター」の呼称を使用する。ユーハイムは広島市の公募に応じ、命名権取得者に選ばれた。命名権料は年額100万円(税別)。

 似島歓迎交流センターは宿泊棟やコテージに加え、テニスコートやフィールドアスレチック、海水プールなどの運動施設と、炊飯テラスやキャンプファイア場を備える。瀬戸内海に浮かぶ離島のレクリエーション施設だ。以前は「広島市似島臨海少年自然の家」の名称だったが、広島市は食堂棟や大浴場棟などを新築するなどリニューアル工事を実施。再開業にあたり命名権の利用者を募集した。

 似島歓迎交流センターは創業者カール・ユーハイム氏(写真=ユーハイム提供)が第一次世界大戦で捕虜として日本に連行され、収容されていた「似島独逸俘虜収容所」の跡地。1919年に広島県物産館(現在の原爆ドーム)で開催した「似島独逸俘虜技術工芸品展覧会」に出品するために、日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた「発祥の地」が似島の収容所だった。同社にとっては縁の深い場所だけに、命名権の取得に動いたという。

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