川重・ソニーのリモートロボ、パーソル系と操作人材のマッチング 24年度目標

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)とソニーグループ(6758)の共同出資会社である「リモートロボティクス」は14日、ロボットの活用と人材確保をめざしてパーソルホールディングス(2181)傘下のパーソルクロステクノロジーと協業すると発表した。2024年度を目標に、ロボットの遠隔操作を担当する人材と企業をつなぐ、新たなマッチングサービスの提供をめざす。

 働き手の数が急速に減少し、すでに2社に1社が人手不足と感じているとの統計もある中で、ロボットを導入して人手不足への対応をめざす企業が増えている。だがロボット導入後に発生する何らかのトラブルに対応できなかったり、ロボットの能力を100%引き出すことができなかったり、といった新たな課題が浮上しているという。両社はロボットを操作できる人と企業をマッチングすることで、こうした課題の解決をめざす。

 リモートロボティクスは、現在提供しているロボット遠隔操作「Remolink(リモリンク)」にリモートワーカー向けの追加機能を開発、実装を担当。パーソルクロステクノロジーは、ロボットを遠隔操作する人材の派遣・請負など、ロボットを活用・操作する企業をサポートする。提供するサービスについては互いに検証し、企業にとってより利便性が高い、高品質の事業構築をめざす。

 リモートロボティクスの田中宏和社長は「これまで出会えなかったワーカーや仕事に『つながる』新しいクラウドサービスを提供し、生産性の向上にも貢献していく」とのコメントを発表。パーソルクロステクノロジーの正木慎二社長も同じくコメントを発表し、「両社の取り組みは、『労働力人口の大幅な減少』という課題の解決にもつながると確信している」としている。

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