クーバス在大阪・神戸米国総領事「日米韓3カ国で何か取り組みを」 神戸市長に

20231114クーバス米総領事

【神戸経済ニュース】在大阪・神戸米国総領事館のジェイソン・R・クーバス総領事(写真)は13日に神戸市役所で久元喜造市長と会談し、「3カ国で何か取り組みを」と述べ、日米韓の3カ国で都市間交流する可能性について言及した。久元市長が米ワシントン州シアトルと神戸市が姉妹都市提携を結んで66年になることを紹介すると、クーバス総領事は「韓国にも姉妹都市はありますか」と質問し、久元氏が「大邱(テグ)と仁川(インチョン)です」と答える場面もあった。

 クーバス氏は8月に在大阪・神戸米国総領事へと着任。そのころにバイデン米大統領が別荘「キャンプデービッド」に岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を招き、日米韓の首脳会談を開催した。これ以来、クーバス氏や在大阪・神戸米国総領事館の職員らは、「さまざまなレベルで」3国間の交流を進めていこうと声をかけているという。

 3国間となると調整も難しいようで、現時点で特に決まったものはないようだ。だが姉妹都市(韓国・大邱広域市は親善協力都市)の枠組みなら、何かできるかもしれないとクーバス氏は手応えを感じたとみられる。ある神戸市の幹部によると「日米韓の3国間で何かの交流事業を実施した記憶はない」といい、実現すれば新たな交流の形になるかもしれない。

 報道によると前日12日に、訪韓したオースティン米国防長官が韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防相と面会した際に、木原稔防衛相が東京都内からオンラインで参加。日米韓の防衛相会談を開催したという。3カ国の複数年にわたる共同訓練計画を年内に策定する方針で一致したほか、さらに北朝鮮の弾道ミサイルの情報をリアルタイムで共有する仕組みが最終段階のテストに入ったと確認したなどと伝わった。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

広告

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ