ノエビアHD、今期純利益2%増に 販売堅調も個人消費に不透明感で

20231107ノエビアHD

【神戸経済ニュース】化粧品を製造販売するノエビアホールディングス(4928)は7日、2024年9月期の連結純利益が前期比2%増の78億円になる見通しだと発表した。主力の化粧品ではスキンケア系、メークアップ系ともに足元の堅調な販売が続くとみている。ただ物価高による買い控えなど個人消費の先行きが不透明な状況とあって、収益の伸びは大きくなりにくいと想定した。

 売上高は1%増の630億円、営業利益は2%増の112億円を見込む。スキンケア系では、ドラッグストアなどで販売するセルフ化粧品「なめらか本舗」シリーズで、前期に発売した新製品が足元で好調。対面販売するカウンセリング化粧品では「スペチアーレ」シリーズなどが順調に推移しているという。メイクアップ系ではチーク、目元関連に加え、化粧くずれを防ぐなどパウダー系商品も順調な推移を想定する。

 年間配当は前期据え置きの220円(中間なし)を予定する。

 同時に発表した23年9月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ1%増の76億円だった。事業分野(セグメント)別では「化粧品事業」「医薬・食品事業」ともに増収増益だった。売上高は2%増の625億円、営業利益は9%増の110億円だった。期末配当金は前の期比5円増配の220円と、従来予定の215円から5円増額した。持ち株会社化してノエビアHDを設立して以来、12期連続の増配になった。

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