ワールドの4〜9月期、純利益56%増の32億円 期末5円の記念配を積み増し
- 2023/11/07
- 05:46

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が6日に発表した2023年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比56%増の32億円だった。新型コロナウイルスの影響が薄れ、人流回復を受けた店舗販売の回復が寄与した。全体として値引き販売を抑制し、在庫ロスなども出ないよう在庫管理を厳格化したのが効果が表れた。「ミドルロワー」はショッピングセンター向け事業を1社に集約した効果もあって、利益の回復が目立ったという。
売上高に相当する売り上げ収益は7%増の1030億円、営業利益は43%増の58億円だった。事業分野(セグメント)別の売上収益はブランド事業が7%増の883億円、デジタル事業が11%増の150億円、プラットフォーム事業が2%減の364億円だった。デジタル事業は先行投資の負担を消化。プラットフォーム事業は生産プラットフォームと販売プラットフォームの収益が大きく改善した。
4〜9月期の業績が順調だったのを受けて、24年3月期末に5円の記念配当を実施する。2018年9月28日の再上場から5年が経過したのを記念する。この5円を従来予定に積み増した年間配当金は、前期比8円増配の56円(うち中間26円)になる。
24年2月期(決算期変更のため11カ月)の連結業績予想は据え置いた。純利益は58億円を見込む。
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