すれ違いざま一瞬でかぎ分け 神戸税関、旅客の麻薬探知犬での検査を公開



【神戸経済ニュース】神戸税関はクルーズ船の旅客に対する麻薬探知犬での検査を報道機関に2日、公開した。この日の任務を担当したのは「エル号」「ショーン号」の2頭だ。クルーズ船から次々と降りてくる入管を通過した旅客が税関の申告窓口に到達するまで、ほんの10秒ほどの間、旅客とのすれ違いざまに一瞬で麻薬などの不正薬物を所持しているかかぎ分ける。神戸税関はクルーズ船の旅客に対する麻薬探知犬での検査を公開したのは初めて。麻薬探知犬への理解を深める目的で公開した。

 税関の麻薬探知犬は1981年に東京税関で初採用。神戸税関には92年に導入した。全国に130頭ほどとされるが、探知能力を明らかにしない目的で、神戸税関に就役している麻薬探知犬の数や年齢などは非公開にしている。神戸税関では従来、貨物の中に不正薬物が隠れているか探知する役割が多かった。だが近年は外国客船などクルーズ船の増加で、麻薬探知犬の活躍する場が広がったという。

 容疑者を攻撃する可能性がある警察犬はシェパードが多いのに対し、税関の麻薬探知犬は人間に対して豊かに感情表現するゴールデンレトリバーが主力だ。麻薬探知犬を扱う担当者(ハンドラー)がより正確に、探知犬が不正薬物を探知したのを見逃さないようにできる。鋭敏な嗅(きゅう)覚で、麻薬はじめ覚醒剤などさまざまな不正薬物を探知できるよう、毎日の訓練を欠かさない。

 麻薬探知犬を投入したことで正確に、効率よく、不正薬物の持ち込みを探知できるようになったという。取材に応じた神戸税関の升平弘美税関長は、「麻薬探知犬の能力や頭数の上限もある中で、より難しい状況、リスクの高い状況に麻薬探知犬と投入していきたい」と述べ、効率的な運用と麻薬探知犬への期待の大きさを強調していた。

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