兵庫県、空飛ぶクルマの暫定ポートが完成 6日にデモ飛行と記念式典

20231103空飛ぶクルマ

【神戸経済ニュース】兵庫県は2日、「空飛ぶクルマ」の実用化をめざし、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)でのデモ飛行などに使う暫定ポートが完成したと発表した。尼崎市内のフェニックス事業用地(尼崎市東海岸町沖地区)で、国際博覧会での自家用車向け駐車場に隣接する。完成を記念して6日には、ヘリコプターによるポート周辺の模擬飛行と完成式典を開く。

 さまざまな空飛ぶクルマの関係者が、デモ飛行、テスト飛行などを実施できる場になることをめざす。大きさは30メートル四方で、天然芝を敷いた。周辺には民家も工場もなく、空飛ぶクルマによる騒音なども比較的気にせずにテストできるのが特徴だ。国際博覧会の開催時は、会場と駐車場を結ぶデモ飛行の拠点としても活用したい考えだ。

 6日の記念式典は兵庫県が主催。兵庫県と大阪府をまたぐ空飛ぶクルマの実証実験を予定している丸紅(8002)に加え、国会議員や空飛ぶクルマなどを担当する内閣官房、博覧会協会、経済産業省、国土交通省、県議会議員、兵庫県の斎藤元彦知事や尼崎市の松本真市長らが出席する。

 2日の定例記者会見で斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)が発表した。斎藤知事は「空飛ぶクルマがどういったものか、という社会機運を高めていくことが大事だと思う」と指摘。「複数の事業者がこの暫定ポートを利用して実験をしたい、という話もある」「尼崎市の暫定ポートが、空飛ぶクルマを社会実装する1つの拠点にしていきたい」と話していた。

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