神栄、今期純利益47%増に上方修正 食品関連が好調続く・物資も採算改善で
- 2023/11/01
- 03:03
売上高は3%増の410億円、営業利益は35%増の18億円を見込む。従来予想は400億円、13億円だった。セグメント別の売上高見通しは「食品関連」が9%増の324億円、「物資関連」が微減の40億円、「電子関連」は2%減の38億円。テレビショッピング以外の分野すべてで撤退を9月末に終えた「繊維関連」は、68%減の7億円になる。空気清浄機の需要一巡でホコリセンサーの回復が見込みづらい「電子関連」は見通しをやや下方修正したが、それ以外は予想を引き上げた。
記者会見した赤沢秀朗社長は「米国での(フイルムコンデンサーを巡る)民事訴訟を6月にすべて終結できたことで、今後は訴訟関連損失が多額に膨らまないと見込まれることや、繊維関連で予定していた事業撤退を完了し、業績への懸念材料を低減できた」と説明。結果として「収益力を向上できたと考えている」と話していた。
同時に発表した23年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3.4倍の8億1000万円だった。外食産業向け冷凍食品を中心とした「食品関連」の回復などが寄与した。売上高は6%増の203億円、営業利益は18%増の9億5700万円だった。
▽関連記事
- 関連記事
-
- フジッコの4〜9月期、純利益7%増 昆布・豆製品の広告を積極展開 (2023/11/01)
- 石原ケミの4〜9月期、純利益4%減 パソコン・スマホ向けなどの需要減で (2023/11/01)
- 神栄、今期純利益47%増に上方修正 食品関連が好調続く・物資も採算改善で (2023/11/01)
- シャルレが6.8%上昇 2期連続赤字の回避を好感、中計見直しは消化難か (2023/10/31)
- 神戸電鉄が大幅反発 今期20年ぶり復配、財務体質が改善で (2023/10/31)
広告
chevron_left
石原ケミの4〜9月期、純利益4%減 パソコン・スマホ向けなどの需要減で home
シャルレが6.8%上昇 2期連続赤字の回避を好感、中計見直しは消化難か
chevron_right