GセブンHDの4〜9月期、純利益3%増 販管費の増加で営業減益

20231031GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)が30日に発表した2023年4〜9月期の連結決算は、純利益が前期比3%増の22億円になった。前年同期に特別損失として計上していた、創業者の退職慰労金5億円がなくなったほか、特別利益に投資有価証券の売却益1億2700万円を計上。コスト高による営業減益を補って最終増益を確保した。

 売上高は9%増の930億円、営業利益は9%減の29億円になった。昨年10月以降の新規出店に加え、新型コロナウイルスの影響が後退したことによる国内経済の正常化などを追い風に、来店客数が増えて増収になった。だが物流費、光熱費、人件費などの上昇で販管費が増加し、利益を圧迫した。4〜9月期は「業務スーパー」6店舗、精肉店「お肉のてらばやし」8店を出店、それぞれ1店舗ずつを閉店した。このほかマレーシアにオートバイの販売店を出店した。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は44%増の55億円、営業利益は18%増の77億円を見込む。営業利益は9月までの進ちょく率が38%にとどまったが、年末、年度末といった商戦期を控えて修正を見送ったもよう。新規出展に向けた好立地の確保は引き続き競争が激しいというが、上期に出店した15店舗を含め今期に29店舗を新規出店する計画も維持した。

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