最新カフェ、コーヒーは水素の風味? UCCがジャパンモビリティショーに登場

20231028UCCモビリティショー

【神戸経済ニュース】28日から一般公開する国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2023」にコーヒー大手のUCCホールディングス(神戸市中央区)が登場。「最新モビリティカフェ」(写真)を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で出展し、水素を熱源として焙煎(ばいせん)したコーヒーを無料で提供する。屋台はトヨタ自動車(7203)が開発を進める移動式店舗「e-Palette」の派生型である「Bridge-Palette」を採用した。駆動部を切り離すことができ、その際でも水素で発電できるのが特徴だ。

 めざしたのは「二酸化炭素(CO2)排出ゼロのコーヒーショップ」。太田朝之執行役員は「業界のリーダーとして、水素社会の実現に向けた取り組みに先駆けて参画したい、というのが今回出展したねらい」という。さらに「ただ単に(焙煎の熱源を)水素に変えるだけでなく、水素ならではのコーヒーのおいしさも引き出すことができれば」「じっくり焼き上げるので、いい酸味が出ている。味に特徴は出せるのではないか」と話していた。

 UCCホールディングスは、グループ全体で2040年までのCO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)をめざす。これまで最もCO2の排出が多い工程だった「焙煎」の熱源を水素に変えることで、大幅な排出削減をねらう。UCC富士工場(静岡県富士市)に水素を熱源とする大型焙煎機を導入すると9月に決定。2025年4月の運転開始に向けて準備を進める。

 「ジャパンモビリティショー2023」の会場は東京国際展示場(東京都江東区)。11月5日まで開催している。

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