斎藤兵庫知事、プロギング「県民運動としても」 須磨海岸で経済7団体も参加

20231027プロギング

【神戸経済ニュース】兵庫県と日本生命保険は27日、健康増進とSDGs(国連の持続的な開発目標)の普及を目的とした、ジョギングしながら目についたゴミを拾うスウェーデン発祥のスポーツ「プロギング」を須磨海岸(神戸市須磨区)で開催した。斎藤元彦知事や日本生命の関係者に加え、企業のトップらも集まり、約80人が参加。兵庫県と経済界の連携で広がりつつあるプロギングについて、斎藤知事は「県民運動としてやっていきたい」と話し、積極的に展開したい意向を示した。(写真はゴールに入る参加者ら)

 今回のプロギングは、期間中に歩いた歩数の平均値を事業所ごとに競う、健康増進を目的とした事業「ひょうごあるくと大運動会2023」の事前PRとして開催した。兵庫県と日生で昨年初めて開催したが、今年は兵庫県商工会議所連合会、兵庫県商工会連合会など兵庫県内の経済7団体が後援。昨年の157事業所・約3500人を上回る参加をめざす。企業が従業員の健康管理を経営の課題ととらえる「健康経営」にもつながるだけに、張り切って参加する経営者らの姿も目立った。

 30分程度のプロギングで集まったゴミは約24キログラム。遠目には美しく見える白い砂浜だが、神戸経済同友会の楢木一秀代表幹事(神戸製鋼所顧問)は「駐車場の近くには吸い殻がたくさん落ちていた」という。同じく同友会の古塚孝志副代表幹事(ロック・フィールド社長)は「細かく拾おうとすれば、時間が足りない」と話し、見た目とは異なる海岸のゴミ問題を改めて意識したという。一方で斎藤知事は「実はもっと大量のゴミになるかと思っていたが、(海岸を管理する)神戸市や清掃するボランティアの成果と言えるのでは」とも。

 ひょうごあるくと大運動会2023は、12月1〜22日に開催。参加する事業所は11月10日までに登録が必要だ。そのうえで参加者は、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」を各自のスマートフォンに導入して参加する。期間中にもランキング情報などを発信して、参加者らの競争に火を付ける。団体賞と個人賞を用意しているが、5人以上のチームが団体賞の表彰対象になる。

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