フジッコ、4〜9月期の純利益5%増に上方修正 つくだ煮製品が好調

【神戸経済ニュース】総菜大手のフジッコ(2908)は24日、2024年4〜9月期の連結純利益が前年同期比5%増の5億7000万円になったようだと発表した。従来予想である15%減の4億4000万円から、一転の増益見通しになった。「ふじっ子煮ごま昆布」「ふじっ子煮しそ昆布」などのつくだ煮製品が、想定を上回って推移したのが寄与した。全国の主要都市ではブランド価値を訴求するテレビCMを放映したことなどが奏功した。

 売上高は4%増の274億円、営業利益は24%増の6億6000万円になった。従来予想は277億円、5億5000万円だった。3月に値上げした、つくだ煮製品が好調だったことで、採算が改善した。ただ「フルーツセラピー」シリーズや、「カスピ海ヨーグルト」が8月に値上げをしたこともあり苦戦。このため売上高は小幅に下方修正した。

 24年3月期の通期予想は据え置きとした。つくだ煮の好調で利益率は改善しているが、原材料価格の上昇が想定を上回っているという。このため値上げによる利益率の改善とコスト増が相殺されると見込む。同社は31日に2023年4〜9月期の決算発表を予定しているが、その際も通期予想は変更しないとしている。

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