4〜12月期の決算発表が本格化、収益の拡大傾向が続くか 2月1日に神戸製鋼
- 2018/01/18
- 21:17
19日にアジュバンコスメジャパンが2017年4〜12月期の連結決算を発表するのを先頭に、同期の決算発表が相次ぐ。神戸市内に本社を置く企業では31日に川崎重工業が発表するほか、品質データ改ざん問題で今期の18年3月期の純利益予想を取り下げた神戸製鋼所が2月1日に発表する予定だ。神戸市内で株式の時価総額が首位であるシスメックスは2月6日に発表する。
株式市場では日経平均株価が取引時間中に2万4000円節目を超え、バブル経済崩壊後の高値を更新する中で、株価に見合った増益基調を確認する決算発表になりそうだ。このところ外国為替市場で円相場が1ドル=110円台に上昇する場面があったが、日銀神戸支店が発表した全国企業短期経済観測調査(短観、12月調査)では兵庫県の製造企業は2017年平均で1ドル=110円53銭。主要企業では決算発表に伴う説明会などで、為替相場に言及するかといった点も注目されそうだ。
2月14日にはアシックスと、旧ダンロップスポーツを吸収合併した住友ゴム工業が17年12月期通期の決算を発表する。同時に18年12月期の業績予想も発表する見通しだ。来年のラグビー・ワールドカップ日本大会から始まる「ゴールデン・スポーツ・イヤーズ」を控えて収益拡大につながるか、関心を集めるとみられる。
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