住友ゴム、EVバス・タクシー向けタイヤにRFIDタグ内蔵 国内メーカー初

20231014住友ゴムRFID

【神戸経済ニュース】住友ゴム工業(5110)は13日、月内に無線自動識別(RFID)のタグを内蔵したタイヤを発売すると発表した。同社によると、国内メーカーでRFIDタグ内蔵のタイヤを発売するのは初めて。市販の端末でタイヤの個体を識別できるようになる。まず電動(EV)バス向けとタクシー向けのタイヤに搭載。将来的には製造・販売・使用など、さまざまな場面でタイヤのデータが取得できるようになる。

 同社は今年1月、RFIDを活用したタイヤのトレーサビリティー(生産履歴の追跡)について業界標準を定める国際団体「GDSO」に加盟。量産タイヤへの内蔵に向け、タイヤの性能への影響や、RFIDタグの耐久性といった課題を克服して発売にこぎ着けたという。RFIDタグは、まず運転手の勤務時間管理を厳格化する「2024年問題」で人手不足が深刻化するバス会社や、タクシー会社などでのタイヤ管理の簡素化に使われるとみる。

 RFIDタグを内蔵するのは、EV線バス向けダンロップ「e. ENASAVE SP148」の全量と、特定の会社に出荷するタクシー用オールシーズンタイヤのダンロップ「ALL SEASON MAXX AS1 for TAXI」の2品種。価格はRFIDタグを搭載していないモデルと同じにする予定だ。(図・写真は住友ゴム提供)

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