MORESCOの3〜8月期、純利益13%増 販売価格上げ採算改善

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【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)が12日に発表した2023年3〜8月期の連結決算は、純利益が前期比13%増の5億6900万円だった。販売数量は微減だったが、販売価格の引き上げによる増収に加え、原材料価格の上昇が一服したことで採算が改善した。

 売上高は6%増の153億円、営業利益は79%増の5億2800万円だった。北米と東南アジアは自動車生産の回復を背景に販売数量が増加。東南アジアではホットメルト接着剤も好調だった。ただ中国では日経自動車メーカーが不調だったのが響いた。日本では中国向けの自動車部品などが伸びず販売数量は減少した。

 24年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%増の7億円を見込む。年間配当金も前期比5円増の45円(うち中間20円)の計画を維持した。

 同時に、中国の子会社3社について「莫莱斯柯(浙江)功能材料」を存続会社として、「無錫德松科技」と「莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)」を24年6月に吸収合併すると発表した。特殊潤滑油の生産拠点の集約に伴い、業務の効率化を進める。

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