視覚障害者を支援するアプリ、神戸空港で実証実験 4色タグとスマホで音声案内

20190701神戸空港ターミナル

【神戸経済ニュース】神戸空港の運営会社である関西エアポート神戸は27日、スペインで開発された視覚障害者を支援するスマートフォン(スマホ)向けアプリ「NaviLens(ナビレンス)」を使った実証実験を、同空港で28日から実施すると発表した。アプリによる音声案内で、視覚障害者を神戸空港ターミナルビルからポートライナー神戸空港まで誘導できるか検証する。12月末までを予定。(写真は神戸空港ターミナルビルとポートライナー神戸空港駅=資料)

 神戸空港のターミナルビル内に4色で構成する2次元バーコードのタグを配置。これらをスマホのカメラで読み取ると、案内の音声がスマホから流れる。タグの正確な位置が分からなくても、周囲に向けてスマホをかざせば、カメラが反応して利用者はガイドの音声を聞くことができる感度の高さが特徴だ。混雑する空港でも、視覚障害者がより安心して利用できる1つのきっかけにしたい考えだ。

 実証実験は同アプリについて日本での窓口になっている非営利法人(NPO)のアイ・コラボレーション神戸(神戸市中央区)が、神戸空港に場所を借りて実施する。同法人は2021年から神戸市などと連携し、JR三ノ宮駅やポートライナー医療センター駅、市営地下鉄御崎公園駅などで、ナビレンスによるルート案内や転落防止、店舗情報案内などの実証実験を実施。成果を確認してきた。

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