川重と川崎市、CO2排出実質ゼロに向け連携協定 臨海部で水素供給網も

20230928川重川崎市協定

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)と川崎市は27日、国内での二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)の早期実現に向けた連携協定を結んだと発表した。川重の東京本社(東京都港区)で同日、川崎市の福田紀彦市長(写真左)と川重の水素戦略本部長である原田英一常務執行役員(同右)が協定書に署名を交換した。(写真は川重提供)

 川重と産業ガス大手の岩谷産業(8088)、ENEOSホールディングス(5020)は、川崎市の臨海部に輸入する液化水素の受け入れ基地を建設する計画。商用規模での実証実験が目的だ。京浜工業地帯の中央にあたる川崎市の臨海部では、多様な産業が軒を連ねる「京浜コンビナート」として水素の需要も見込まれ、液化水素サプラチェーン(供給網)の構築も想定される。

 協定には川崎市臨海部での水素の利用拡大、水素エネルギーの供給、水素利用の普及啓発などで連携することを盛り込んだ。川重は技術開発や助言・検討などを担当。川崎市内の立地企業との連携促進などは川崎市が分担する。川崎市の福田市長は「2つの『川崎』が連携することにより、川崎臨海部から首都圏、ひいては日本のカーボンニュートラル化を加速できるものと確信している」とした。

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