西日本・九州に「ゴールデンルート」で12県市の首長が連携 大阪万博を機に誘客

【神戸経済ニュース】2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)に訪れる外国人観光客を西日本に呼び込む目的で、12県市の知事・市長が連携する。福岡市の高島宗一郎市長が呼びかけ、大阪から西に向かって山陽新幹線・九州新幹線を軸とした新たな観光ルート「西日本・九州ゴールデンルート」の形成をめざす自治体の首長が賛同。神戸市の久元喜造市長は賛同した首長の中では、最も東に位置する都市の市長になった。

 よく知られた訪日客の「ゴールデンルート」は、関西国際空港と成田国際空港で入出国し、その間を東海道新幹線で移動して京都と東京を楽しむルートだ。新幹線の車窓からは富士山も見ることができる。ただ日本を訪れるのが2回目以降の訪日客の間では、他の都市に足を伸ばしたいという需要もある。博覧会をきっかけに大阪以西のルートを提案することで、さらに日本を楽しみたい訪日客の需要をねらう。

 賛同したのは神戸市の久元喜造市長に加え、岡山県の伊原木隆太知事、広島県の湯崎英彦知事、下関市の前田晋太郎市長、北九州市の武内和久市長、武雄市の小松政市長、別府市の長野恭紘市長、熊本市の大西一史市長、長崎市の鈴木史郎市長、宮崎市の清山知憲市長、鹿児島市の下鶴隆央市長。これらの知事・市長の連合組織として「西日本・九州ゴールデンルートアライアンス」を設立し、各地の魅力を発信する。

 24日にマリンメッセ福岡(福岡市博多区)で開催する地域会議イベント「福岡カンファレンス」のうち、第1部「万博の意義と未来」の中で「西日本・九州ゴールデンルートアライアンス」設立の趣旨などを高島福岡市長が説明し、活動開始を宣言する計画。同イベントには高島氏のほか、伊原木岡山知事、武内北九州市長、小松武雄市長、長野別府市長、清山宮崎市長、下鶴鹿児島市長が出席する予定としている。


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