王子公園の再整備費用、総額330億円に 神戸市が基本計画「素案」公表
- 2023/09/21
- 05:48
【神戸経済ニュース】神戸市が20日に公表した「王子公園再整備基本計画(素案)」では、再整備にかかる費用が総額およそ330億円になるとの見通しを示した。動物園に約140億円、スポーツ施設に約90億円、緑の広場など公園施設に約100億円を投じる計画だ。動物園、スポーツ施設、公園施設は24年度に着工し、完成した部分から順次利用を開始する。関西学院大学は29年度から使用を開始。王子公園全体としては、動物園以外は30年度までに工事を終える。
動物園は通常営業しながらリニューアルを進める計画で、空き獣舎や空きスペースを有効活用しながら、順次移動や新獣舎の建設などを進める。このため早期整備をめざす30年度までの「第1フェーズ」と、それ以降の「第2フェーズ」に計画を分割。全体の完成は45年度を予定する。第1フェーズでは「サバンナゾーン・は虫類館・広場」「メーンゲート・管理事務所・動物病院」「アジアゾーンの一部」を整備する。
スポーツゾーンは4レーンの400メートルトラックと砂場を配置して、陸上競技の練習に対応。フィールドはアメリカンフットボール、サッカー、グラウンドゴルフ、ラクロスなどの競技が可能なスペースとして約6500平方メートルを確保する。観客席は3000席程度で、現在の王子スタジアムと同程度にする。登山研修所にはクライミングウォールや人工岩場などを設置し、既存の機能を確保する。
阪急王子公園駅とつながる公園の玄関口は、芝生広場を中心とした「緑の広場」とする。大学の敷地と動物園を隔てる「シンボルプロムナード」は、桜の通り抜けルートが拡大するように設計。シンボルプロムナードに面した立体駐車場は2棟に分けて500台程度が駐車できるようにする。大型バス駐車枠は20台程度を確保し、2棟のうち南棟の屋上にはテニスコート(ハードコート)を2面、設置する計画だ。
動物園は通常営業しながらリニューアルを進める計画で、空き獣舎や空きスペースを有効活用しながら、順次移動や新獣舎の建設などを進める。このため早期整備をめざす30年度までの「第1フェーズ」と、それ以降の「第2フェーズ」に計画を分割。全体の完成は45年度を予定する。第1フェーズでは「サバンナゾーン・は虫類館・広場」「メーンゲート・管理事務所・動物病院」「アジアゾーンの一部」を整備する。
スポーツゾーンは4レーンの400メートルトラックと砂場を配置して、陸上競技の練習に対応。フィールドはアメリカンフットボール、サッカー、グラウンドゴルフ、ラクロスなどの競技が可能なスペースとして約6500平方メートルを確保する。観客席は3000席程度で、現在の王子スタジアムと同程度にする。登山研修所にはクライミングウォールや人工岩場などを設置し、既存の機能を確保する。
阪急王子公園駅とつながる公園の玄関口は、芝生広場を中心とした「緑の広場」とする。大学の敷地と動物園を隔てる「シンボルプロムナード」は、桜の通り抜けルートが拡大するように設計。シンボルプロムナードに面した立体駐車場は2棟に分けて500台程度が駐車できるようにする。大型バス駐車枠は20台程度を確保し、2棟のうち南棟の屋上にはテニスコート(ハードコート)を2面、設置する計画だ。
これまでに公表した「工事公園再整備基本方針」「王子動物園リニューアル基本構想」をより具体化するのが「再整備基本計画」だ。神戸市は今回の「基本計画(素案)」について意見募集を実施する。素案は神戸市のホームページに掲載したが、意見募集期間である10月2〜31日には神戸市役所1号館の市政情報室や、王子スポーツセンター体育館など関連部局で見ることができる。意見は「送信フォーム」などから文書で受け付ける。
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