川西倉庫、4〜9月期の純利益10%減に上方修正 国内貨物が想定上回る

【神戸経済ニュース】神戸港など主要港で倉庫を展開する川西倉庫(9322)は15日、2023年4〜9月期の連結純利益が前年同期比10%減の4億4500万円になりそうだと発表した。従来予想の3億2000万円から上方修正した。国内物流事業では貨物の取扱高が当初の想定を上回って推移しており、倉庫事業や港湾運送事業などが堅調に推移しているのが寄与する。トラックの燃料代などの経費が想定を下回って推移しているのも下支えになる。

 売上高に相当する営業収益は10%減の125億円、営業利益は4%減の6億8500万円を見込む。従来予想は127億円、5億円だった。営業収益の下方修正は、国際物流事業で海上運賃相場が想定以上に下落したことで、顧客から受け取る代金を引き下げたため。ただ同事業は支払う海上運賃も減少しており、営業利益への影響は大きくなかったという。このため経費が想定を下回ったことなどで営業利益は上方修正だった。

 24年3月期通期の業績予想は「今後精査を進めるが、現時点では据え置き」(経理部)という。配当計画も変更していない。同社は11月9日に23年4〜9月期の決算発表を予定する。

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