久元神戸市長、ルミナリエ「存続を基本に考えたい」 開催時期・会場を変更で

20230915神戸市長定例

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長は15日の定例記者会見で、2023年度は例年と異なる時期や場所で開催するイルミネーション「神戸ルミナリエ」について、「ルミナリエは存続させていく、続けていくということを基本に考えていきたい」と述べた。これまでのルミナリエと比較すると「イメージが変わることは事実」だが、「どこにどう負担がかかるのか、来場者がどれぐらい変化するか、そういうのをみながら震災30年のルミナリエをどうするか方向性を見出しいたい」と話していた。神戸ルミナリエの形式が変わることについて、記者の質問に答えた。

 神戸ルミナリエについては財源問題も含めて「長年にわたって議論が積み重ねられてきた」と指摘。鎮魂を重視する立場からは、1月17日に引きつけた実施が必要との声があった。これまでイタリア側の理由で時期を動かせないとされてきたが「改めて聞いてみると時期を動かせそうな感触を得た」という。加えてルミナリエには、観光を含めた神戸からの発信に大きな役割があるとの指摘もある。このため実行委の会長である久元市長は、「実行委員会を構成する各メンバーで、よく議論をして、大方の理解が得られる方向で開催してほしいとお願いしてきた」という。

 これまでルミナリエは年末に実施してきたが、2023年度は24年1月19〜28日に開催する。会場は従来の旧居留地内(三井住友銀行の神戸本部ビル前広場)と東遊園地に加え、メリケンパークでも開催して一部を有料にする。旧居留地内の車道を通行止めにして設置していた光の回廊(かいろう)「ガレリア」は設置しない。「ガレリアが続いているということが、すなわち鎮魂かというと議論のあるところだろう」(久元氏)。1カ所に負担が偏らない開催方法を模索する中で、ひとまず今回の形にたどり着いたと説明していた。

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