阪神が18年ぶりにセリーグ制覇 前回優勝時、株式相場は上昇局面

20230914日経平均

【神戸経済ニュース】プロ野球の阪神タイガースは14日、甲子園球場(西宮市)で対戦した読売ジャイアンツ(巨人)を4ー3で降してセ・リーグを決めた。阪神のリーグ優勝は18年ぶり。プレーオフの「クライマックスシリーズ」ファイナルステージへの進出を決め、10月18日からセ・リーグ2位と3位から勝ち上がったチームと日本シリーズ進出をかけて争う。

 阪神が前回リーグ優勝した05年はクライマックスシリーズを開催しておらず、リーグ優勝した時点で日本シリーズへの進出を決めた。その日本シリーズでは、パ・リーグで優勝した千葉ロッテマリーンズに4連敗。4試合を通じて千葉ロッテが33点を獲得したのに対し、阪神は4点しか得点できず、あまりの得点差が語り草になった。

 05年の株式相場は日経平均株価が1万1000円台で始まったが、当時の小泉純一郎首相が8月8日に郵政民営化を争点にした「郵政解散」を打ち出すと、株式相場の上昇が加速。阪神の優勝が決まった秋口は、株式相場の上昇局面の真っ最中だった。

 当時の上昇局面は06年1月の上場会社の社長が粉飾決算で逮捕される「ライブドア・ショック」をはさんで、米国の「サブプライム問題」の影響が顕在化するまで続いた。日経平均は07年6月に1万8297円まで上昇し、03年4月の安値である7604円からの値上がり率は140%(2.4倍)になった。

 阪神が日本シリーズを制覇して日本一になったのは38年前の1985年までさかのぼる。リーグ優勝を決めた10月16日の日経平均は1万3036円だった。この年の9月22日の主要5カ国(G5)による「プラザ合意」は日本のバブル経済の発端になったとされる。87年10月19日の世界的な株安「ブラックマンデー」をはさみ、89年12月29日に過去最高値の3万8915円まで日経平均の上昇は続いた。株価は優勝時から3倍近くになった計算だ。

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