横浜の書店「有隣堂」が首都圏外で初出店 神戸阪急店・売り場の6割が雑貨

20230914有隣堂神戸阪急

【神戸経済ニュース】書店大手の有隣堂(ゆうりんどう、横浜市中区)は13日、神戸市中央区の百貨店である神戸阪急の本館8階で「有隣堂神戸阪急店」を10月11日にオープンすると発表した。有隣堂としては首都圏以外に初めて出店する。「知的な発見」をきっかけにした、「ゆとりのある素敵な暮らし」を提案する売り場として百貨店の一部をになう。書店でありながら、同店の売り場面積297平方メートルのうち約60%を、文房具を中心とした雑貨に充てるのが特徴だ。(図は店舗イメージ=有隣堂提供)

 雑貨ゾーンでは「日常を愉(たの)しむ」「健康になることを愉しむ」「趣味を愉しむ」の3つのテーマで品ぞろえする。日常に取り入れることで気分が高まるペンやインクといった文房具のほか、料理を楽しくするキッチングッズや、手芸や写真など趣味の雑貨などを配置する。一方で神戸限定パッケージのミニチュア半紙や、有隣堂の動画で人気のキャラクターR.B.ブッコローと神戸ポートタワーを描いたポストカードなど、神戸阪急店限定の商品も企画した。

 書籍ゾーンでは「受け継がれる知を探る」「世界の広さを探る」「明日の暮らしを探る」の3つのテーマで書棚を構成する。新刊本に限らず、幅広い物事に関心を持つきっかけになる一方で、実用性も重視した品ぞろえをめざす。

 オープニングイベントとして、10月14・15日にシルクスクリーンでトートバッグに絵柄をプリントする手刷り体験会(参加費・税込み1980円)を開催する。このほか10月11日のオープンから3000円以上の商品を購入した先着500人に、開店の記念品を配布。10月15日までは1点以上購入した各日先着100人には有隣堂ロゴ入りメモ帳を配布する。

 有隣堂は神奈川県、東京都、千葉県で書店を展開するほか、神奈川県内では音楽教室や英語教室を展開。台湾で人気を集めた、書籍を中心としたセレクトショップ「誠品生活」の日本1号店である誠品生活日本橋(東京都中央区)も運営する。R.B.ブッコローが登場する同社のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」は取り扱う商品の紹介にとどまらず、競合会社の社員が出演するなど話題を集めている。

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