駐日ルーマニア大使、神戸で経済交流行事を提案 前回クルージュ・ナポカで開催

20230914ドランガ駐日ルーマニア大使

【神戸経済ニュース】オビディウ・ドランガ駐日ルーマニア大使(写真)は14日、神戸市の久元喜造市長と神戸市役所で会談し、神戸市で日本とルーマニアの経済交流行事「イノベーションフォーラム」を開催するよう提案した。前回は今年6月19・20日にルーマニア北西部の都市クルージュ・ナポカ市で開催し、同市に拠点を置くNTTデータグループ(9613)など日本企業や現地企業、両国の政府関係者らが参加。講演会やビジネスマッチングなどを開催したという。ドランガ大使は第2回のイノベーションフォーラムの開催地として、神戸市で開催してはどうかと持ちかけた。

 これに対して久元市長は、「日本とルーマニアの両国の行事として開催するなら、総務省などの支援も受ける必要があり、可能かどうか確認したい」と回答を留保した。前回のイノベーションフォーラムで主催者として中心的な役割をはたしたのがクルージュ・ナポカ市で、「同市が開催費用として約5万ユーロ(約800万円)を拠出した」とドランガ氏が説明した。神戸市で開催するとなれば、体制や予算、関係省庁との調整なども必要とあって久元氏は即答を避けた。

 ドランガ氏は昨年5月にも神戸市を訪れ、神戸医療産業都市を視察、関心を持ったという。このため神戸市が開催地としてふさわしいと考えたようだ。同氏はイノベーションフォーラムとは別に、「今年10月または11月ごろに、神戸市の産業や経済状況などをルーマニア企業に伝えるオンラインセミナーを開催してはどうか」とも提案。これについては久元氏が「準備にもう少し時間をいただければ」と対応。ドランガ氏は「開催されることが大事」と応じていた。

 会談は30分程度。両者で記念撮影して会談を終えた。


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