泉前市長のSNS「知事からおわび」、事実でないと指摘 兵庫県が明石市に申し入れ

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は12日、泉房穂・前明石市長が交流サイト(SNS)「X」(旧ツイッター)に、県立明石公園内にある旧明石市立図書館の跡地活用をめぐって「知事から明石市にお詫(わ)びの電話があった」と投稿したことについて、「事実と異なる記載」であることを明石市に11日付の文書で申し入れたと明らかにした。12日の補正予算に関する記者会見で、記者の質問に答えた。

 斎藤知事によると、明石市の丸谷聡子市長と電話で話したのは事実だが、跡地活用を含めた明石公園づくりを県市協調で進めることを確認する内容だったという。このため泉前市長のSNSの内容は斎藤氏にとって「私が言ってもいないこと」だった。「市がアイデアを出したことに感謝したとか、ひとことも言っていないし、そういう誤った内容が数十万人に伝わったことは非常に問題」と指摘。該当する泉氏の投稿は、すでに削除された。

 泉氏の投稿を兵庫県が確認した後、兵庫県と明石市市長室との間で電話でやり取りし、泉氏の記述が事実と異なる内容であることは両者で確認したという。そのうえで兵庫県は文書で申し入れ、今後こうした事態が起きないように明石市に求めた形だ。申し入れ文書では泉氏の名前を出さず、同氏を「一私人」と位置付けた。泉氏がどのようにして斎藤氏と丸谷氏が電話で話したことを知ったかなどは、特に追及しない方針としている。


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