川重、米P&Wのエンジン不具合「影響額が判明次第公表する」 コメント発表

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は12日、米航空防衛大手のRTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)が傘下のプラット&ホイットニー(P&W)の航空機エンジン600~700基を回収する必要があると発表したことについて、「当社業績へも影響があると考えており、発表内容を精査し、影響額が判明次第、速やかに公表する」とのコメントを発表した。

 回収すると発表したエンジンの機種名は「PW1100G-JM」で、民間航空エンジンの国際共同事業体「International Aero Engines(インターナショナル・エアロ・エンジン)」を通じて川重も開発に参加。製造も分担している。エンジンの回収のため2024〜26年に平均350機が地上駐機に迫られると見込まれている。

 米RTXは今後数年間で30億〜35億ドルの損失を計上する可能性があるとしている。川重に損失の負担が発生するのか、今後の生産計画に影響するのかなどが焦点になるとみられる。

 同様に開発と分担製造に参加したIHI(7013)も同様にコメントを発表。「今後の見通しが明らかになった時点で改めてお知らせする」としている。


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