川重が大幅安、値下がり率7位 米P&Wエンジン不具合で影響懸念・IHI急落

20191231神戸株ワッペン

終値 3800 238円(-5.89%)

【神戸経済ニュース】12日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が大幅安。一時は前日比309円安の3729円まで下落した。終値でも東証プライム市場の値下がり率ランキングで7位になった。米航空防衛大手のRTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)が11日、傘下のプラット&ホイットニー(P&W)の航空機エンジン600~700基を回収する必要があると発表。11日の米株式市場でRTX株が大幅に下落したこともあり、P&Wへの部品供給があり、共同開発も手掛ける川重にも売りが波及した。

 RTXは7月に不具合を明らかにしていたが、調査を受け影響範囲が広がった。米国発の報道などによると、不具合は製造工程で使用した金属が原因という。RTXは航空会社への補償などで最大35億ドル(約5100億円)の影響が出るとの見通しを示した。今後は川重や、同じく共同開発・部品供給を手掛ける三菱重(7011)やIHI(7013)にも補償などの負担があるかが焦点になりそうだ。川重の山本克也副社長は8月8日の決算説明会で、RTXの調査について「影響は確認中」と述べるにとどめていた。

 IHIは15.81%下落と急落、三菱重も4.05%下落の大幅安になった。


関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ