独ブレーメン州経済相「共通点の多さに改めて驚き」 国際フロンティア産業メッセ

20230909ブレーメン

【神戸経済ニュース】8日まで神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催した産業総合展示会「国際フロンティア産業メッセ」に合わせて来日した独ブレーメン州のクリスティーナ・フォクト経済相(写真)は、同展示会の会場で神戸経済ニュースの取材に応じ、「日独の課題で共通点の多いことに改めて驚いた」と初めて来日した印象を語った。かねて日本企業との連携に関心を持っていたこともあり、ブレーメン州でも導入を検討している水素について「水素を輸送したり、活用している会社と、直接会って話ができたのは収穫だった」とも述べた。

 国際フロンティア産業メッセでは、北部ドイツ5州(ブレーメン州、ハンブルク州、メクレンブルク・フォアポンメルン州、ニーダーザクセン州、シュレスビヒ・ホルシュタイン州)が連携した水素のプロジェクト「HY-5・ドイツ北部5州グリーン水素イニシアティブ」が出展。脱炭素化をリードする5州の取り組みを紹介すると同時に、日本の連携先を模索するきっかけにした。ブレーメン州で27〜28日に開催する「水素」に関する展示会では、「神戸から4社が出店するのを、たいへん嬉しく思う」とも話していた。

 フォクト経済相は環境・水素以外にも「ブレーメン州としては航空・宇宙分野でも日本企業との連携に関心を持っている」と話した。「エアバスも拠点を構える都市ということで、関連する技術や企業と出会えることを期待する」という。「将来的には日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも連携できれば」との展望も語った。

 神戸市は市内企業とドイツ企業のビジネスマッチングを目的に、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館などと連携して、国際フロンティア産業メッセ内に「神戸市・ドイツパビリオン」を開設。「HY-5」は神戸市・ドイツパビリオンに出展し、国際フロンティア産業メッセに参画した。

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