吉村大阪知事と斎藤兵庫知事、国公立大の無償化を要望で一致 そろって上京へ

20230909記者会見

【神戸経済ニュース】大阪府の吉村洋文知事と兵庫県の斎藤元彦知事は国立民族学博物館(大阪府吹田市)で8日に開いた兵庫・大阪連携会議で、両府県で連携して政府に国公立大の無償化を要望することで一致した。大阪府は大阪公立大学など、兵庫県は兵庫県立大などをそれぞれ段階的に無償化する方針を打ち出しているが、大学の無償化は「本来、国がやるべきこと」(吉村知事)として、改めて国に無償化を求める。

 会議後に記者会見した吉村知事は、「日本で生まれた子供たちは、どんな家庭環境だったとしても、がんばったら国立大学にいけるんだというような開けた道」を作りたいと主張した。そろって記者会見した斎藤知事も「国公立大学の無償化というのは、国全体でやるべき1つの軸だと思うので、そこは大阪府と連携して要望していく」と語った。(写真は記者会見の様子)

 2024年度予算編成を意識して、両県知事は10〜11月にもそろって上京し、政府に要望する。要望先は今後詰めるが、文部科学相など閣僚級を想定しているという。

 両知事がそろって海外で2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)への誘客や観光誘致の「トッププロモーション」を、24年度中に開催することについても合意した。吉村氏は記者会見で「兵庫・大阪で一緒にやってもらったほうがいい、という事務方からの提案があり賛成した」と説明した。斎藤知事は「今年度は(兵庫県と大阪府が共同で)産業誘致のプロモーションをさせていただくので、それが来年度につながってくると思う」と語った。

 両知事が訪れる先などについては具体的には決まっていないというが、吉村氏は「十分に効果が発揮されるような目的地を選びたい」と話していた。

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