トーホーの今期、純利益2.9倍の29億円に上方修正 年70円配に・外食向け伸び

20230906トーホー

【神戸経済ニュース】業務用食品卸売りのトーホー(8142)は6日、2024年1月期の連結純利益が前期比2.9倍の29億円になりそうだと発表した。従来予想の22億円から上方修正し、増益幅が拡大する。国内旅行や訪日外国人観光客の回復を背景に、飲食店や宿泊施設など外食向けに食品販売の収益が想定以上で推移しているのを反映する。分野別では業務用食品卸売り(DTB)を中心に伸びる。今期2回目の上方修正で、最高益見通しが一段と上振れした。

 売上高は11%増の2390億円、営業利益が78%増の65億円を見込む。従来予想は2230億円、45億円だった。売却交渉が続いているトーホーストア(食品スーパー事業)については、今期末まで事業を継続することで業績予想の前提を見直した。従来は上期まで(7月末まで)を想定していたが、事業継続期間を延長。利益には押し下げ要因だが、これを乗り越えての上方修正になった。

 同時に年間配当金を前期35円(うち中間25円)の2倍である70円(うち中間35円)とした。従来予定の60円(うち中間30円)から中間配、期末配ともに5円ずつ積み増した。業績予想の上方修正に合わせて、配当額を引き上げる。

 トーホーは11日に、23年2〜7月期決算を発表する予定だ。

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