ワールド、8月の既存店売上高が18.2%増 高温続き夏物好調

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が5日発表した8月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の18.2%増(速報値)だった。気温が高い日が続いたことで、夏物のセールが持続的に好調だった。台風の影響で百貨店などの臨時休業があったほか、高温で秋物には影響が出たが、それでも既存店売上高は一貫して前年同月を上回って推移した。新型コロナウイルスの感染拡大前である19年8月との比較では15.6%減になった。

 アイテム別ではブラウスやカットソーが好調。徐々に半袖から5部袖に売れ筋がシフトした。雑貨では紫外線対策の折り畳み傘やサンシェード、手持ち式の扇風機などの猛暑対策商品が特に好調だった。ブランド別では百貨店の「タケオキクチ」、駅ビル「ドレステリア」「ラグタグ」、ショッピングセンターの「オペークドットクリップ」「シューラルー」が増勢基調。ジュエリー「ココシュニック」、バッグ「ヒロフ」も好調だった。

 この月の出店は9店舗で、撤退は13店舗。月末の小売店舗は2201店で、このうち既存店の対象店舗は2051店になった。ネット通販なども含む同月の国内小売売上高は前年同月比11.2%増だった。


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