連日で年初来高値が相次ぐ、神戸鋼は初の2000円台 日経平均3万3000円視野

20191231神戸株ワッペン

【神戸経済ニュース】4日の東京株式市場では日経平均株価が6日続伸し、日経平均株価の終値は前日比228円56銭高(+0.70%)の3万2939円18銭と、3万3000円の節目が視野に入った。前週末1日の米株高に加え、中国景気への警戒感が強まる中で4日の香港ハンセン指数などアジアの株式相場が上昇したことで、日本株にも買い安心感が広がった。大型株を中心に、幅広い銘柄に買いが波及した。東証株価指数(TOPIX)も6日続伸し、バブル経済崩壊後の高値を連日で更新した。

 神戸市に本社を置く銘柄の年初来高値も前週末1日と同様に相次いだ。なかでも神戸製鋼所(5406)は2日付の日本経済新聞朝刊が「トヨタ(7203)は23年度下期(10月~24年3月)に部品メーカーに供給する鋼板の価格を上期(23年4~9月)から据え置くことを決めた」と伝えたを受けて大幅高。鉄鉱石や原料炭の価格は上昇が一服する中で価格が変わらず、採算も維持できるとの見方が追い風。前日比116円高(+6.10%)の2017円台と大幅高で、2016年の株式併合以降で初の2000円台に浮上した。

 神栄(3004)は急反発し、一時は前日比264円高(+17.95%)の1735円まで上昇した。ほぼ1年8カ月ぶりの高値。終値の1698円でも東証スタンダード市場の値上がり率ランキングで、8位に顔を出した。前週末1日に発表した神栄の子会社とメディパルホールディングス(7459)の子会社による、荷役を自動化する物流機器(マテハン機器)の異常検知システムの共同開発を蒸し返したもよう。値動きの軽さに着目した、短期の値幅取りと割り切った買いも巻き込んだとみられ上昇が加速した。

 このほか神戸市に本社を置く銘柄では住友ゴ(5110)が8月31日以来2営業日ぶり、上組(9364)は6月29日以来およそ2カ月ぶりにそれぞれ年初来高値を更新。フジッコ(2908)、三星ベ(5192)、バンドー(5195)、TOA(6809)、トーホー(8142)、川西倉庫(9322)は連日で年初来高値を付けた。

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