神戸鋼やバンドーなど、年初来高値が相次ぐ TOPIXバブル後高値

20191231神戸株ワッペン

【神戸経済ニュース】1日の東京株式市場では東証株価指数(TOPIX)が5日続伸し、8月1日以来1カ月ぶりにバブル経済崩壊後の高値を更新した。TOPIXの終値は前日比17.75ポイント高の2349.75だった。中国の景気減速懸念がやや後退したことで、東京市場では海運株、鉄鋼株、大手商社株や銀行株といった大型株を中心に、幅広い銘柄に買いが入ったのがTOPIXを押し上げた。

20230902神戸鋼株価

 神戸市に本社を置く銘柄にも年初来高値が相次いだ。鉄鋼株では神戸製鋼所(5406)が、1日付の日本経済新聞朝刊による「『磁束密度』が従来の鋼板より1割ほど高く、EV部品などの消費電力量の削減につながる」新鋼板を開発したとの報道もあって前日比90円高の1920円まで上昇。2営業日ぶりの年初来高値になった。自動車向けベルトが主力のバンドー化学(5195)、三ツ星ベルト(5192)も、そろって年初来高値を付けた。

 アシックス(7936)は買いが先行し、一時は前日比42円高の5353円まで上昇。8月15日以来およそ半月ぶりに上場来高値を更新した。ただ前日まで5日続伸し、前日終値で25日移動平均からの乖離率が9.99%とやや過熱感も意識されたことで、1日は朝高後に利益確定の売りが増勢。終値では前日比マイナスになった。終値現在の時価総額(日本経済新聞社の算出)は9949億円と、1兆円の節目を割り込んだ。

 このほか神戸市本社の銘柄ではフジッコ(2908)、神栄(3004)、TOA(6809)、トーホー(8142)、川西倉庫(9322)が年初来高値を更新した。

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