「ちょうどよい塩加減、すごくおいしかった」 斎藤知事ら福島県産使用の定食を試食

20230901試食会

【神戸経済ニュース】「すごくおいしかった」「いかにんじんはちょうどいい塩加減で、宮城勤務の時に食べた芋煮も懐かしく、あっという間になくなった」。こう話すのは兵庫県の斎藤元彦知事(写真左)だ。兵庫県庁2号館1階の食堂施設ドリームカフェでは1日から、福島県産品を使ったメニューの提供が始まった。斎藤知事は、県議会の内藤兵衛議長(写真中)、徳安淳子副議長(同右)とともに、第1弾としてドリームカフェが提供した「お結美(むすび)定食」を試食した(1枚目の写真)。おにぎり3個とボリューム感のある定食だが「心温まるメニュー」と斎藤知事。3人とも、残さず食べ切った。

 おにぎりは福島県産の米と同県で加工したのりを使用。福島沖の太平洋で漁獲した、ちりめんじゃこも使った。近畿地方は福島県産品の食材が出回ることは少なく、仕入れのルートが限られる。このため川端俊之店長が福島県へ飛び、福島県観光物産交流協会(福島市)と相談した結果、メーンのおかずとして同地の郷土料理である「いかにんじん」にたどり着いた。今後も同協会と相談しながら第2弾以降のメニューを開発、仕入れ先を開拓したい考えだ。この日も早速、知事ら3人に試作品として地元の珍味「青桃の甘露煮」を使ったデザートの試食を依頼していた。

20230901お結美定食
お結美(むすび)定食

 福島県産品を応援するメニューを提供すると斎藤氏が打ち出して以降、「福島の内堀(雅雄)知事からも、お礼の電話をいただいた」という。福島第1原子力発電所の処理水を海洋放出することで、中国が日本産水産物の輸入を全面的に取りやめたが、兵庫県ではおいしく食べて安全性をPRする。

 斎藤氏は「こうした取り組みは企業にも広がってほしい」と強調。10月14・15日に県立明石公園(明石市)で開催する兵庫県民農林漁業祭に、福島県産の水産物を販売するブースを出店する。さらに県庁1号館の芝生広場で開催する「+NUKUMORI(ぬくもり)マルシェ」でも、福島県産の食品を販売したいと改めて表明した。

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