石光商事、「東京」「関西」のばい煎子会社2社を合併 物流など効率化ねらう

【神戸経済ニュース】食品商社の石光商事(2750)は30日、コーヒー豆のばい煎を手掛ける子会社「東京アライドコーヒーロースターズ」(東京都大田区)と「関西アライドコーヒーロースターズ」(神戸市東灘区)の2社を2024年10月1日付で合併させると発表した。両社とも同業でありながら、東京アライドは工業用製品に、関西アライドは小売り用や業務用の包装する製品にそれぞれ強みを持つ補完関係にある。合併をきっかけに、相乗効果によるシェア拡大などをねらう。

 両社が得意とする顧客の業態が異なるが、ともに全国を商圏としている。合併による物流などの合理化余地は大きいと判断した。加えて東京アライドは国内でも有数規模のばい煎施設を持つ一方で、関西アライドは小野市に新工場を建設する計画。生産能力を融通し合うことで、受託したばい煎や粉砕加工の納期を短くできるなどの可能性もある。ただ具体的な合併の効果などについては今後精査する。

 存続会社は純資産などの規模を勘案して東京アライドとして、関西アライドを吸収合併する方針だ。合併を見越して東京アライドの小野智昭社長が30日付で、関西アライドの社長にも就任したとも発表した。合併予定が24年10月1日とあって、24年3月期の業績予想への影響は軽微としている。

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